株がなかなか下がりません。もうそろそろ下がるはずだと言って何十日経ったことでしょう。

株が下がらないだけではありません。為替も円ドル相場が固定相場化しています。
下のチャートは円ドルの月足相場です。
相場はフラクタルといいますから、日足、分足を拡大見るとそれなりに動いているのですが、月足がどんどん収縮していっています。不気味です。

チャートはSBI証券のクリアチャート。移動平均を束にしてみると動きの傾向が分かりやすいです。
円ドル


なぜ為替相場が固定してしまったのでしょうか。
今さら言うまでもないですね。

日本もアメリカもいわゆるゼロ金利で金利差がなくなって、為替相場を動かす最も大きな要素が固定されてしまっているからですね。

株式相場との関係で重要なのは、ゼロ金利という点です。
知ったかぶりして書いていますが、お気づきの通り受け売りです。

何しろ、銀行に預金するのはもちろんのこと、国債を買っても社債を買っても利息で儲けるなんて微々たるものです。

ほんなら株を買えば配当がもらえるじゃないか、優待がもらえるじゃないかというわけですね。

ただ、株は時として暴落したりするものですから、そのリスクを織り込んで株式の「配当÷株価」は、市中金利よりも高くなっていますが、金利が安すぎるので、どうしても株価が高くなってしまいます。

でも、その株価も上昇が止まって細かく上下はしているものの、ほぼ横横になってしまっています。

ここから上に行かないとも限りませんが、何かあったときには、いっぺんに暴落してしまう用意に入ったように思えてなりません。といいながら、シグナルが買いを出すものだから、買ったら利益が出たりして喜んでいますが、本音はいつかハシゴを外されるです。

新型コロナウィルスは蔓延するわ、大洪水は起きるわ、砂漠飛びバッタが作物を食い荒らすわ、中共(なぜか漢字変換ソフトの変換候補に「中共」が入っていない)が香港にあり得ない法を施行するわ、アメリカじゃ自治区ができるわと世の中何があってもおかしくない情勢になってきました。

もうこうなったら、ブラックスワンどころか太平洋の海底からゴジラが出現しようが、富士山頂に降り立ったUFOの中から宇宙人が出てきても驚かない、というくらいでなきゃいけませんね。